昨日より少しは暖かくなるかと思った今日、またしても寒くて、おまけに雨まで降ってきました。
午前中は、千葉県議会選挙の事前投票に行って・・・いやー今回は演説も聴けてないので
棄権しようと思いましたが(^^; 午後から工場に戻って作業を始めます。
まず、仮組したピストンをシリンダーに挿入して上下に動かしてみる・・例のオイルリング周辺で
引っ掛かりが有るので、ホーニングに掛けて段差を少し慣らします。
壁面にオイルを塗布してピストンの挿入
ピストンリングコンプレッサーでリングを縮めて・・何て事はしません。
WISECOの専用治具を使って、シリンダーにピストン&リング毎挿入します。 これがストレス無く確実
シリンダーベースとヘッドーシリンダー間の脱脂と清掃は先に終えてますので、早速組んでいきます。
組んだら、とりあえず様子見でエンジン始動。 あ、やっぱり気になる音が消えてる・・。 とっても静か~
逆に今まで目立たなかったキャブのピストンがボディーに当たるカタカタ音が気になります(^^;
十分暖機してから、5~6千回転まで吹かしてみます。 煙幕も出ませんので、これで完了。
続いて、リアホイールのスプロケハウジングボルト折れの対応
リアホイールを外してスプロケダンパーを取り外すと、既に1本ボルトの頭が脱落してます。
その他4本の皿ボルトを外そうとすると、全てユルユル。 更にもう一本途中で折れてます。
2/5じゃ流石に他の増し締めという訳にいかないので、面倒ですが作業を始めます。
ちなみに外した残骸はこちら
5本の内、2本が破断(内1本は頭、もう一本は途中)。 ロールピンは無垢棒の為、機能してませんでした。
もーちょっと走ったら、スプロケハウジングが空回りして走行不能になる所でした(^^;
で、折れ残ったボルトをどーやって外すかです。
1)ポンチでセンターポンチを位置決めします。
2)下手するとドリルの歯より硬いボルトが使われているので、最低でもハイス鋼のドリルを用意
2φ、3φ、4φを段階的に穴径を大きくしていきます。
3)3φの段階で貫通穴が空けられたので、逆タップ(エキストラクター)を叩き込んでタップハンドルで逆回
ホイールを乗せて固定出来るボール盤が有れば、どーって事無い話しかも知れませんが
壁に立て掛けてフリーハンドでハンドドリルを使って穴開けしました。 超大変です(^^;
で、無事2本ネジ山も壊さずに取り外し出来ました。 ここのボルトはベベルの鬼門です。
作業をする側からすれば、緩んでる方がまだマシで・・・がっちり固着して皿ボルトの頭をなめた場合
皿ボルト5本の頭を8φのエンドミルで削り落とす作業が発生します。 半日掛かります~