前に車検で預かった際に、湿式クラッチ車なのに何だか半クラが神経質に感じたMHR
どーにも変なので、今回クラッチ側を開けて原因を探る事になりました。
エキパイを外しクラッチカバーを取ったら、クラッチドラム周りを分解します。
てっきりクラッチドラムを固定してるナットが緩んだのかな? 位に考えていましたが
アウタードラム単品で、どーも振れが大きい事に気が付いてベアリングを外してみます。
ラジアルボール側はNSKが付いていたので、前に一度交換されているっぽいです。
ここの構造は変わってまして・・・片側にスナップリング付きのラジアルボール
対向する形で、反対にはアンギュラーコンタクトベアリングが入っています。
普通、アンギュラーは背面突き合わせのセットで使うのだが・・・これで機能するのだろうか?
先にスナップリングを抜いて、アンギュラー側に2個共に油圧プレスで打ち抜きます。
で、新しいベアリング(両方ともSKF製)に交換。 最初付いてたままの向きだと、ドラムのガタは同じ??
それではという事で、また同じ様に打ち抜いてアンギュラー側の向きを変えて圧入してみました。
あら、これで今までと別物の様にガタが収まりました。 どーも逆に入ってたらしい(^^;
ドラムが振れる為、半クラッチ時にクラッチ板が不均一に当たりジャダーが出ていた様です。
劇的に普通になったMHR パーツリストを見ても、ベアリングの向きまで解りません~
で、ドリブンスプロケットが使用限界まで尖っているので、スプロケットをオーダーしました。
サンスターからマービックサイズで出ている物は38T以上なので、38Tをオーダー
※フロントに16Tを使っているので、16/38 → 15/35相当)